腹腔鏡検査について

不妊治療に用いられる腹腔鏡検査について、ご紹介します。
 
 
1腹腔鏡の歴史と利点
腹腔鏡とは、お腹の中を見るために使われる内視鏡の一つです。
 
1987年、フランスの外科医フィリップ・モレが、この腹腔鏡にデジタルカメラの一種であるCCDカメラをつけて、モニターに映しながら胆のう摘出手術を行ったことから注目され、世界中に普及されました。

現在では胆のう摘出手術だけではなく、医療活動の中でも幅広く使用されています。
 
利点として、開腹手術に比べて傷が小さいため、入院期間が3、4日と短く、その分社会復帰も早くできます。

また、不妊治療においても保険が適応されるので、金銭面での負担も比較的軽いことです。
 
 
2不妊症での適応範囲
以下の4つにおいて、効果を発揮します。
 
 1子宮内膜症
→腹腔内の癒着の剥離に役立ちます。
 
 2卵巣のう腫
→摘出手術に有効です。
 
 3卵管卵巣周囲癒着
→子宮内膜症と同じく、剥離に役立ちます。
 
 4機能性不妊
→腹腔鏡で検査することによって、子宮内膜症などが見つかることがあります。
 
 

腹腔鏡で検査することで、卵管のつまりを取り除くことにつながり、結果的に妊娠しやすくなります。

この検査をするときも、基礎体温を見ながら排卵日を確認して行うことがポイントです。
 
 
3受診している医療機関で腹腔鏡検査ができるか、チェックしよう
腹腔鏡をお腹の中に入れる時には、炭酸ガスを一緒にいれて、中を見やすくします。

そしてお腹が膨らむことで、肺が圧迫されるため、呼吸管理のできる医療機関を選ぶと良いでしょう。
 
その設備がないために、腹腔鏡検査を飛ばして体外受精に進んでしまう医療機関もあるので要注意です。
 
 

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