体外受精~その方法~

体外受精のプロセスについて、ご紹介します。
 
 

1排卵誘発
体外受精には、十分に発育した卵を数多く採取する必要があります。

その為に飲み薬ではなく注射による「排卵誘発剤(hMG製剤)」が必要です。
 

また、排卵されるまえに採取しなければならないため、「スプレーキュア」という点鼻薬が処方されます。これは黄体形成ホルモン(LH)を抑制し、LHサージをなくします。

そうすることで、左右の卵巣に多くの成熟卵をとどめておくことができます。
 

この状態は非生理的です。

つまり、女性ホルモンのバランスが崩れた状態ですので、肉体的にも生理的にも、ストレスを負うことになります。

場合によっては卵巣過剰刺激症候群が出てしまいます。
 
 

2採卵から受精、そして胚移植
採卵は、膣を経由して注射針を卵巣に刺し、採取します。

通常であれば5~20個の卵を採取できます。
 

それと同時に精子も採取します。
 

採卵から1~3時間後に受精を行い、翌日には受精卵(胚)ができます。

採卵から2日後、胚を子宮に移植します。
 

移植した後は妊娠の確率を少しでも上げるために、黄体ホルモンの補充を行います。
 

早ければ2週間後に妊娠が確認できます。
 

3多胎について
体外受精を行うと20%の確率で多胎になります。

というのも、妊娠率を上げるために胚を1つではなく2つ3つ、移植するためです。
 

そうすると多胎になるため妊娠初期の段階で「減数手術」という胎児の間引きが行われる場合があります。

「減数手術」をすることによって、すべての胎児が死亡してしまう可能性もあります。
 
 

胎児であっても、そこには命が宿っています。

間引くという行為は、可能な限り避けたいところです。

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